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  ニュース     2021/05/17 19:01

中国:都市部の固定資産投資は1〜4月に↑19.9%、市場予想下回る 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国国家統計局は17日、2021年1〜4月の都市部・固定資産投資が前年同期比19.9%増の14兆3804億人民元(約244兆1791億円)だったと発表した。増加率は市場予想(20.0%)、1〜3月実績(25.6%)を下回っている。新型コロナウイルス流行前の19年1〜4月との比較では8.0%の伸びだった。過去2年間の平均成長率は3.9%となっている。
 うち民間固定資産投資は前年同期比21.0%増の8兆2519億人民元。4月単月の都市部・固定資産投資は前月比で1.49%増加している。
 業種別では、第1次産業が前年同期比35.5%増の3620億人民元、第2次産業が21.7%増の4兆2255億人民元、第3次産業が18.7%増の9兆7929億人民元だった。
 第2次産業のうち、工業投資は21.7%増加。うち採鉱業が13.0%増、製造業が23.8%増、電力・熱力・ガス・水供給業が14.4%増で推移している。
 第3次産業のうち、基礎インフラ投資(電力・熱力・ガス・水供給業は含まず)は18.4%増えた。うち鉄道運輸が27.5%、水利管理が24.9%、道路運輸が16.8%、公共施設管理が14.1%ずつ増加している。
 地域別の増減率は、東部が18.6%増、中部が30.7%増、西部が18.0%増、東北が15.2%増という水準。
 企業別の増減率は、内資企業(国内企業)が199%増、香港・台湾・マカオ企業が29.4%増、外資系企業が10.4%増だった。


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