ニュース 2020/09/29 19:00
アリババ「タオバオ」好調、8月GMVは過去1年で最大の伸び
産業・企業
電子商取引(Eコマース)の中国最大手、阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)のオンラインモール「淘宝網(タオバオ)」が好調だ。同事業の責任者である蒋凡氏はこのほど、「淘宝網」の総取引額(GMV)が今年8月に前年同月比で20%増加したことを明らかにした。増加率は直近12カ月で最大を記録している。香港メディアが29日伝えた。
新型コロナウイルス流行を受けた「巣ごもり消費」の拡大で、同社のコアコマース部門は足元で大きく成長。先ごろ発表した第1四半期(2020年4〜6月)決算によると、同部門の売上高は前年同期比34%増の1333億1800万人民元(約2兆円)に膨らんだ。うち「淘宝網」や「天猫(Tモール)」を含む中国小売事業では、月間モバイルアクティブユーザー数が過去1年間で1億1900万人増加している。蒋氏は同事業の伸びしろが依然として大きいとみており、向こう2〜3年の大幅成長に期待感を示した。
蒋氏はまた、ライブコマース「淘宝直播(タオバオライブ)」の急成長にも言及。「淘宝直播」のGMVが直近1年で3000億人民元を超えたと説明した。ユーザー数は2.6倍、出店業者は3.2倍に増えているという。
アリババは世界トップクラスのEコマース企業。1999年に馬氏が設立した(19年9月に会長引退)。「淘宝網」や「天猫」など個人向けECサイトを運営するほか、越境ECの「天猫国際」、BtoBの「1688.com」も展開。EC以外では、宅配スーパー「盒馬」、フードデリバリー「餓了麼」、動画ストリーミング「優酷」、クラウドサービス「阿里雲」などを傘下に擁する。海外事業では、16年に東南ア同業のラザダを買収している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルス流行を受けた「巣ごもり消費」の拡大で、同社のコアコマース部門は足元で大きく成長。先ごろ発表した第1四半期(2020年4〜6月)決算によると、同部門の売上高は前年同期比34%増の1333億1800万人民元(約2兆円)に膨らんだ。うち「淘宝網」や「天猫(Tモール)」を含む中国小売事業では、月間モバイルアクティブユーザー数が過去1年間で1億1900万人増加している。蒋氏は同事業の伸びしろが依然として大きいとみており、向こう2〜3年の大幅成長に期待感を示した。
蒋氏はまた、ライブコマース「淘宝直播(タオバオライブ)」の急成長にも言及。「淘宝直播」のGMVが直近1年で3000億人民元を超えたと説明した。ユーザー数は2.6倍、出店業者は3.2倍に増えているという。
アリババは世界トップクラスのEコマース企業。1999年に馬氏が設立した(19年9月に会長引退)。「淘宝網」や「天猫」など個人向けECサイトを運営するほか、越境ECの「天猫国際」、BtoBの「1688.com」も展開。EC以外では、宅配スーパー「盒馬」、フードデリバリー「餓了麼」、動画ストリーミング「優酷」、クラウドサービス「阿里雲」などを傘下に擁する。海外事業では、16年に東南ア同業のラザダを買収している。
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