ニュース 2021/03/23 19:01
中国の家電小売額6.5%減、20年は13.92兆円規模
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】2020年の中国家電小売市場は、前年比6.5%減の8333億人民元(約13兆9200億円)規模に停滞した。インターネット通販が好調に推移したものの、実店舗は売り上げが低迷している。ただ、四半期ごとに回復傾向が表れた。第1四半期は前年同期比で35.8%減少したが、10〜12月は四半期ベースで20年最多の2941億人民元が売り上げられている。中国電子信息産業発展研究院が22日に発表した「中国家電市場報告」に記された。
新型コロナウイルスの防疫が強化されるなか、家電小売額に占めるネット通販の重要性は増している。販売額全体のネット通販比率は、19年の41.17%から20年の50.40%にまで拡大した。
大画面、超高精細、人工知能(AI)技術搭載の4K/8Kテレビ製品などが人気化している。大容量、健康、殺菌などをコンセプトとした冷蔵庫・洗濯機製品などの普及も進んだ。高機能を謳った新製品の投入が販売単価の押し上げ要因となっている。
21年は家電市場の回復が進展すると想定した。年間の家電小売市場に関し、19年のレベルにまで戻すとの見方を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
新型コロナウイルスの防疫が強化されるなか、家電小売額に占めるネット通販の重要性は増している。販売額全体のネット通販比率は、19年の41.17%から20年の50.40%にまで拡大した。
大画面、超高精細、人工知能(AI)技術搭載の4K/8Kテレビ製品などが人気化している。大容量、健康、殺菌などをコンセプトとした冷蔵庫・洗濯機製品などの普及も進んだ。高機能を謳った新製品の投入が販売単価の押し上げ要因となっている。
21年は家電市場の回復が進展すると想定した。年間の家電小売市場に関し、19年のレベルにまで戻すとの見方を示している。
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