【亜州ビジネス編集部】中国主要港湾の貨物取扱量は今年1〜6月、速報ベースで前年同期比13.2％増の76億4334万トンに上向いた。増加率は1〜5月の15.2％から鈍化している。全体のうち、国際貨物は9.2％増の23億5720万トンに伸びた。交通運輸部が20日に発表した。

　主要港湾の取扱量は、深セン港が20.2％、上海港が15.1％、天津港が10.9％、寧波舟山港が9.5％、広州港が5.3％ずつ増加した。

　このほか、コンテナ貨物量は15.0％増の1億3818万TEU。主力港湾のうち、深セン港が24.3％、寧波舟山港が21.3％、天津港が20.1％、上海港が14.4％、広州港が9.4％ずつ増加した。

　6月単月ベースの貨物量とコンテナ貨物量は、それぞれ13億6122万トン、2426万TEU。交通運輸部は前年同月比の増減率を公表していないが、昨年発表された実績値との比較で5.0％増、7.0％増となった。

　このほか、中国の新造船受注は増加。中国船舶工業業界協会の発表（13日付）によると、1〜6月の新造船受注量は前年同期比206.8％増の3824万載貨重量トン（DWT）に拡大した。完工量は19.0％増の2092万DWT。6月末の手持ち工事量は8660万DWTで推移し、前年同期比で13.1％上向いている。


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