【亜州ビジネス編集部】現地法人の特斯拉汽車(北京)有限公司を通じ、米テスラ（TSLA/NASDAQ）は中国でも自動車製品のリコールに乗り出す。対象は海外生産した「Model S」と「Model X」で合計2万9193台。2013年9月17日から2017年8月16日かけて生産された。フロントサスペンションの部品に不具合の恐れがあるためという。市場監督管理総局が23日に報告した。

　特斯拉汽車(北京)は今年2月、海外工場で16年4月15日〜10月16日にかけて生産された「Model X」シリーズの一部もリコールすると通知している。20年6月7日から実施し、対象は3183台に上ると説明した。

　世界で実施するリコール計画の一環。パワーステアリング用ギアモーターの取付不具合が指摘された。アルミニウム製の取付ボルトが腐食し、パワーアシスト機能が劣化する可能性があるという。北米では、約1万5000台を修理する計画だ。


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