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  ニュース     2020/10/07 18:59

中国:連休旅客は前年8割回復、上海ディズニーなど人気 無料記事

 国慶節・中秋節の大型連休(1〜8日)も終盤を迎えた中国だが、各地で観光市場が回復傾向を鮮明にしている。各省で旅客数が前年同期の80%以上の水準を回復し、一部では90%以上に達する地域もあるという。観光地では上海ディズニーランド、武漢黄鶴楼などが人気だ。香港メディアが7日伝えた。

 例えば江西省では、連休前半(1〜4日)の旅客受入数が延べ3993万1800人、観光収入が244億7100万人民元(約3800億円)を記録。それぞれ前年同期の92.45%、92.13%という水準だ。また河南省では、同期間の旅客受入数が延べ3501万8700人、観光収入が154億7200万人民元となり、前年同期の87.21%、79.28%まで回復した。

 旅行の傾向としては、近距離、短期間の国内旅行を選ぶ人が多い。また、感染対策としてマイカーやレンタカーで旅行する人も増えている。

 また、旅行予約サイト最大手の携程旅行網(トリップドットコム:TCOM/NASDAQ)が発表したデータによると、個別の観光地では上海ディズニーがオンライン予約数でトップ。これに武漢黄鶴楼、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地が続いた。

 一方、連休も終わりを迎えて、各地の鉄道や高速道路でUターンラッシュが始まっているようだ。貴州省の省都・貴陽では、北京、上海、広州といった主要都市に向かう高速鉄道の6〜8日乗車分チケットがすでに完売。また、北京や南京などの地域では6日午後に高速道路でUターンラッシュが見られた。


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