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  ニュース     2020/10/12 18:59

中国:コンシューマーエレクトロニクス時価総額、華為17.27兆円 無料記事

 コンシューマーエレクトロニクス(消費者用電子機器)メーカーの推定時価総額で、世界大手の華為技術(Huawei)が中国最多を独走している。未上場ながら1兆1000億人民元(約17兆2700億円)に達すると試算された。これに小米集団(Xiaomi:1810/HK)、維沃移動通信(VIVO)などが続いている。胡潤研究院が12日に報告した。

 昨年時点の推定額より1000億人民元も時価総額が縮小したものの、華為は中国最大の座を保持している。華為の2019年コンシューマーエレクトロニクス売上高は30%以上も成長し、総収入に占める比率が6割近くにまで拡大した。サブブランドの「栄耀」を含めたスマートフォン(スマホ)出荷台数は2億4000万台に上る。出荷台数ベースの世界2位に躍進した。特に5G通信対応の端末では、世界最多を確保している。

上記の華為を筆頭に、小米や維沃、OPPO広東移動通信(広東欧珀移動通信から社名変更)、聯想集団(Lenovo:992/HK)などが海外で知名度を向上させている。アフリカでは伝音控股(Transsion)の活躍が目立った。

 2位以下の時価総額は、小米が4340億人民元、維沃が1750億人民元、OPPOが1700億人民元、大疆創新科技(DJI)が1000億人民元。

 6〜10位は、伝音の770億人民元、聯想の540億人民元、盈趣科技(Intretech:002925/SZ)の270億人民元、霧芯科技(RELX Technology)の150億人民元、漫歩者(Edifier Technology:002351/SZ)の140億人民元が続いた。

 コンシューマーエレクトロニクス中国大手10社のち、上位4社(華為、小米、維沃、OPPO)と6位(伝音)はスマホ生産を主力とする。これら5社の19年スマホ出荷は、世界全体の4割を占める6億2000万台に拡大した。10社の所在地は、深セン市が5社、東莞市と北京市が2社ずつ、アモイ市が1社など。



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