ニュース 2020/10/22 19:00
中国:NEV関連投資31.5兆円規模、5年連続で販売世界TOP
経済・統計
中国が新エネルギー(NEV)向けの投資を膨らませている。NEV関連事業の投資額は、川上から川下までの累計で合算2兆人民元(約31兆5000億円)規模を超えた。中国の販売実績は、2015〜19年にかけた5年連続で世界最多を独走している。累計の国内販売は480万台を上回った。自動車保有全体の1.7%を占めている。工業和信息化部(工業情報化部)が22日に報告した。
川上と川下の産業連携を通じ、技術面でも大きな成果を上げている。主要部品の性能は、足元で動力電池エネルギー密度が270Wh/kg、1Wh当たり単価が1.0人民元(15.7人民元)などに向上した。12年と比較し、エネルギー密度の2.2倍増量、単位当たり価格の8割削減を実現したという。
中国のNEV産業は、飛躍期を再び迎えた。今月13日に開催された国務院・常務会議では、「新能源汽車産業発展規画(2021〜35年)」が承認されている。向こう15年間をかけて、中核技術力の世界最高レベル到達、品質とブランドの世界競争力向上を急ぐよう求めた。NEVの分野でも、「世界強国」の地位確立を目指す。
新車販売全体に占める比率に関し、25年時点でNEVを25%、スマートコネクテッドカーを30%まで拡大させる計画だ。高度な自動運転の実現、スマートコネクテッドカーの商業化利用を想定する。最終の35年では、NEVを自動車市場の主軸に躍進させるよう求めた。燃料電池車の商業化利用、公共車両の全面電動化、省エネルギー技術の搭載も図る。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
川上と川下の産業連携を通じ、技術面でも大きな成果を上げている。主要部品の性能は、足元で動力電池エネルギー密度が270Wh/kg、1Wh当たり単価が1.0人民元(15.7人民元)などに向上した。12年と比較し、エネルギー密度の2.2倍増量、単位当たり価格の8割削減を実現したという。
中国のNEV産業は、飛躍期を再び迎えた。今月13日に開催された国務院・常務会議では、「新能源汽車産業発展規画(2021〜35年)」が承認されている。向こう15年間をかけて、中核技術力の世界最高レベル到達、品質とブランドの世界競争力向上を急ぐよう求めた。NEVの分野でも、「世界強国」の地位確立を目指す。
新車販売全体に占める比率に関し、25年時点でNEVを25%、スマートコネクテッドカーを30%まで拡大させる計画だ。高度な自動運転の実現、スマートコネクテッドカーの商業化利用を想定する。最終の35年では、NEVを自動車市場の主軸に躍進させるよう求めた。燃料電池車の商業化利用、公共車両の全面電動化、省エネルギー技術の搭載も図る。
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