中国汽車工業協会は11日、今年10月の新車販売台数が前年同月比12.5％増の257万3000台に伸びたと発表した。増加率は前月の12.9％とほぼ同水準で、7カ月連続でプラス成長を維持している。生産台数も11.0％増の255万2000台に拡大。新型コロナウイルスの流行が落ち着きを見せると同時に、各種の内需拡大政策が奏功し需要が回復している。前月比でも、販売が0.1％増、生産が0.9％増で推移した。

　車種別では、乗用車の販売台数が前年同月比9.3％増の211万台（前月比1.5％減）、生産台数が7.3％増の208万4000台（同1.6％増）。商用車は販売台数が30.1％増の46万4000台（同2.8％減）、生産台数が30.9％増の46万8000台（同2.2％減）となった。

　また、新エネルギー車は4カ月連続でプラス成長を維持。10月の販売台数は前年同月比104.5％増の16万台と倍増し、増加率は前月の67.7％から一段と加速している。生産台数は16万7000台で、前年同月を69.7％上回った。

　1〜10月の累計では、全体の販売台数が前年同期比4.7％減の1969万9000台。うち乗用車が9.9％減の1549万5000台、商用車が20.9％増の420万4000台だった。全体の生産台数は4.6％減の1951万9000台で推移している。


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