ニュース 2020/10/01 19:59
中国:アリババ系のブロックチェーン企業、マレーシア市場に参入 
経済・統計
「TraXプラットフォーム」をまず食品分野に導入する。食品包装に記されたQRコードをスマートフォンで読み取ることで、消費者は生産地、生産日時、保存期間、物流経路などの情報を知ることが可能だ。ブロックチェーン技術の利用を通じ、偽装などの不正が未然に防げるという。将来は同プラットフォームをさらにグレードアップし、原材料履歴、サプライチェーンなども網羅する予定だ。
1社目の顧客として、マレーシア月餅ブランドの「海外天(OVERSEA)」にサービス提供する。消費者は月餅製品の賞味期限などを最も重視しているためだ。国内だけでなく、海外出荷後の品質保証も兼ねる。
マ蟻鏈とXOXはまた、版権分野にもトレーサビリティサービスを拡大する計画だ。文化や芸術品などデジタル製品を保護する。
マ蟻鏈は2017年に、中国の「双11」(11月11日の販売促進イベント)時にトレーサビリティサービスを始動。19年の「双11」では、越境EC製品4億点以上を網羅した。今年の新型コロナウイルス感染流行期からは、海外輸入の冷蔵・冷凍食品をサービス対象に加えている。
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