【亜州ビジネス編集部】中国初となるメタバース関連の業界団体「元宇宙産業委員会」はこのほど、第4陣として新たに17社が構成員に加わったことを明らかにした。これら17社には、引力伝媒（603598/SH）、北京銅牛信息科技（300895/SZ）、北京全時天地在線（002995/SZ）などインターネット関連の上場企業3社が含まれる。これで構成企業は計112社に増加。うち上場企業は21社を数える。上海証券報が16日伝えた。
　元宇宙産業委員会は2021年11月、モバイル通信業界団体である中国移動通信聯合会（CMCA）の傘下機関として設立されたもの。「元宇宙」とは「メタバース」の中国語訳だ。同委はメタバース産業の研究、メタバース概念の普及、業界内の協力推進などを行う。
　なお、母体となるCMCAには、中国移動（チャイナ・モバイル：941/HK）、中国聯通（チャイナ・ユニコム:762/HK）、中国電信（チャイナ・テレコム:728/HK）の3大国有通信キャリアや、通信設備大手の華為技術（ファーウェイ）、中興通訊（ZTE：763/HK）などが参加している。


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