ニュース 2021/10/19 18:00
中国:9月末M2は8.3%増、前月比で伸び0.1ポイント加速
経済・統計
今年9月末の広義通貨(M2)は、中国全体で前年同月比8.3%増の234兆2800億人民元に達し、伸びは8月の8.2%増から0.1ポイント加速している。うち狭義通貨(M1)は3.7%増の62兆4600億人民元、8月から0.5ポイント減速した。流通中貨幣(M0)は5.5%増の8兆6900億人民元に上る。中央銀行の中国人民銀行が発表した。
9月末の貸出(外貨建てを含む)は11.4%増の195兆5600億人民元で、伸びは8月から0.3ポイント減速している。人民元建て貸出は11.9%増の189兆4600億人民元で、8月から0.2ポイント減速した。9月中の人民元貸出は1兆6600億人民元の純増で、2020年9月を2327億人民元下回る水準。ただ、第3四半期では16兆7200億人民元の純増で、これは昨年より4624億人民元多かった。
9月末の社会融資残高は10.0%増の308兆500億人民元で、伸びは8月から0.3ポイント鈍化した。人民元建貸出(実体経済部門向け)の増加率は8月と同じ12.2%増だったが、信託貸出(27%減)や銀行引受手形(15.8%減)が8月を上回る減少率となっている。政府債券は8月の14.3%増から13.5%増に鈍化した。
2021年第3四半期の銀行家アンケート調査によれば、銀行業景気指数は前期比0.4pt上昇の70.0%となった。第2四半期は5四半期ぶりに悪化していたが、足元で改善している。銀行利益指数も前期比1.3pt上昇の65.1%と2四半期ぶりに改善した。
第3四半期の貸出総体需要指数は前期比2.2pt低下の68.3%、第2四半期(前期比6.9pt低下)に続いて悪化している。業種別の低下率は製造業が1.3pt、基礎インフラが2.0pt、卸売・小売が1.6pt、不動産が2.8ptで推移した。企業規模別の低下率は、大企業が3.0pt、中型企業が1.6pt、小企業が0.2ptとなっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
9月末の貸出(外貨建てを含む)は11.4%増の195兆5600億人民元で、伸びは8月から0.3ポイント減速している。人民元建て貸出は11.9%増の189兆4600億人民元で、8月から0.2ポイント減速した。9月中の人民元貸出は1兆6600億人民元の純増で、2020年9月を2327億人民元下回る水準。ただ、第3四半期では16兆7200億人民元の純増で、これは昨年より4624億人民元多かった。
9月末の社会融資残高は10.0%増の308兆500億人民元で、伸びは8月から0.3ポイント鈍化した。人民元建貸出(実体経済部門向け)の増加率は8月と同じ12.2%増だったが、信託貸出(27%減)や銀行引受手形(15.8%減)が8月を上回る減少率となっている。政府債券は8月の14.3%増から13.5%増に鈍化した。
2021年第3四半期の銀行家アンケート調査によれば、銀行業景気指数は前期比0.4pt上昇の70.0%となった。第2四半期は5四半期ぶりに悪化していたが、足元で改善している。銀行利益指数も前期比1.3pt上昇の65.1%と2四半期ぶりに改善した。
第3四半期の貸出総体需要指数は前期比2.2pt低下の68.3%、第2四半期(前期比6.9pt低下)に続いて悪化している。業種別の低下率は製造業が1.3pt、基礎インフラが2.0pt、卸売・小売が1.6pt、不動産が2.8ptで推移した。企業規模別の低下率は、大企業が3.0pt、中型企業が1.6pt、小企業が0.2ptとなっている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。