【亜州ビジネス編集部】今年1〜3月の規模以上のインターネット・同関連サービス企業の業務収入は、中国全体で前年比1.4％増の3236億人民元（約6兆3100億円）にとどまっている。伸びは1〜2月の5.1％から鈍化した。一方、1〜3月のインターネット企業による研究開発費は8.4％増の177億5000万人民元に達し、1〜2月の2.8％減からプラス成長に転じている。工業和信息化部（工業情報化部）が発表した。

　インターネット企業のうち、情報サービスを主業とする企業の業務収入は7.1％拡大し、インターネット企業全体の伸び率を上回っている。音楽・映像サービス関連や検索サービスが高い成長を続ける半面、ネットゲームの伸び率は鈍化した。ネット小売サービスを主に提供する企業のインターネット業務収入は、8.5％増とこちらも堅調となっている。

　生活サービスを主業とする企業の1〜3月業務収入は、17.4％減と不振だ。3月に国内各地で感染が広がった影響が表れ、レンタカーサービスの収入が減少し、旅行サービスの収入も大幅に落ち込んでいる。

　基礎電気通信3社の固定ブロードバンドインターネット契約数は、3月末時点で全国5億5092万件を数えた。1月からの累積で1513万件増加し、21年1〜3月の1371万件を10.4％上回っている。うち1000Mbps以上のユーザーは4596万件に拡大し、前年末から1140万件増えた。

　全国のブロードバンドアクセスポート数は、3月末時点で10億2764万カ所に達し、21年末から979万カ所増加している。このうち光ファイバーは9億7377万カ所、全体に占める割合は94.8％と21年末の94.3％から上昇している。その光ケーブルの総延長は5599万キロに達し、21年末から111万キロ伸びた。




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