中国の交通輸送市場は年初以来、全体的に順調なスタートを切り、固定資産投資も活発化している。交通運輸部は17日、2022年1〜2月の交通固定資産投資額（完了ベース）が前年同期比で11.7％増の3387億人民元（約6兆3359億円）に拡大したと報告した。このうち、道路・水路の完成投資額は14.8％増の2731億人民元に積み上がっている。中国国営メディアが同日付で報じた。

　交通運輸部は今後、複数の重大交通プロジェクトの建設を加速する構え。高速道路の未整備区間の建設を強力に推進し、全国高速道路網の本線と省連接区間をつなげる計画だ。

　また交通量の多い高速道路の拡張を強化。中国西部と東南アジアをつなぐ物流ルート「西部陸海新通道（西部陸海新ルート）」の運河プロジェクト、寧波舟山国家商品貯蔵輸送基地の港湾・航行施設プロジェクトの前期準備と建設を重点的に推進する。併せて、支線空港や通用空港を着実に建設。多くの総合交通ハブの建設を進めていく。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。