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  ニュース     2022/03/31 18:01

中国:預金者の貯蓄志向上昇、消費意欲は減退傾向=人民銀 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中央銀行の中国人民銀行は3月30日、都市部の預金者、企業家、銀行家を対象とした2022年第1四半期のアンケート調査を発表した。預金者に占める回答比率は、「もっと消費したい」が23.7%(前四半期比↓1.0ポイント)、「より多く投資したい」が21.6%(↓1.9ポイント)に低下する一方、「もっと節約したい」は過半の54.7%(↑2.9ポイント)に上昇したという。
  一方、預金者の選好する投資先の上位は、「銀行・証券・保険会社の資産運用商品」、「ファンド・信託商品」、「株式」の順で、それぞれ46.3%、22.1%、16.2%の回答比率だった。また、向こう3カ月の期間に関し、最も支出を増やしたいと思う項目は、教育(28.9%)、医療(26.5%)、高額商品(19.5%)、住宅購入(17.9%)、社会・文化・娯楽活動(17.5%)、旅行(17.2%)、保険(13.9%)となっている。
 主要50都市の預金者2万人を対象とした調査によると、住宅相場の動向について、過半の人が「基本的に横ばい圏」と予想した。住宅購入意向のある預金者の比率も17.9%で推移し、21年第4四半期と同じ割合を占めている。16年第3四半期以降の最低が続いた。
 22年第2四半期の住宅価格が「上昇する」との予想比率は16.3%(21年第4四半期比↓0.5ポイント)、「基本的に変わらない」は56.7%(横ばい)、「低下する」は14.4%(21年第4四半期比↓0.8ポイント)、「わからない」は12.7%(21年第4四半期比↑1.4ポイント)。



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