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  ニュース     2021/10/22 18:00

中国:1人平均の1〜9月消費額、全国トップ上海市は63.4万円 無料記事

 住民1人当たりの消費額に関し、上海市が全国最多を保っている。今年1〜9月にかけた上海住民の1人当たり消費額は、前年同期比15.65%増の3万5499人民元(約63万3700円)に達した。これに北京市の3万1781人民元(前年同期比↑13.7%)、浙江省の2万7060人民元(↑17.85%)などが続いている。中国政府系メディアが22日付で伝えた。

 4〜10位は、天津市の2万4387人民元、広東省の2万3286人民元、江蘇省の2万2701人民元、福建省の2万742人民元、重慶市の1万7395人民元、湖北省の1万7023人民元、遼寧省の1万6955人民元となっている。

 上海市から重慶市の1〜8位までは、全国平均を上回った。半面、最下位はチベット自治区の1万127人民元。前年同期比で11.20%伸びたものの、各行政区画中で最低が続いた。このほか甘粛省の1万2172人民元(↑14.70%)、山西省の1万2590人民元(↑13.21%)などが下位にある。

 全国民の消費支出額も2ケタ成長を達成した。国家統計局によると、1〜9月の1人当たり消費額は、前年同期比15.8%増の1万7275人民元。物価変動を除いた実質で15.1%増えたという。

 1人当たり9カ月平均消費の内訳は、食品・酒・たばこが5144人民元(全体の29.8%)、住居が4031人民元(23.3%)、交通・通信が2237人民元(12.9%)、教育・文化・娯楽が1867人民元(10.8%)、医療・保険が1557人民元(9.0%)、衣類が1002人民元(5.8%)、その他が415人民元(2.4%)となっている。

 一方、1〜9月の国民1人当たり可処分所得は、前年同期比10.4%増の平均2万6265人民元で推移した。物価変動要因を除いた実質ベースでは9.7%増。同期の国内総生産(GDP)成長率(9.8%)とほぼ同水準の伸びだった。



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