【亜州ビジネス編集部】中国の文化旅遊部はこのほど、春節（旧正月）連休となった1月31日〜2月6日の国内旅行者数が延べ2億5100万人に達し、前年同期比で2.0％減少したことを明らかにした。新型コロナウイルス流行前の2019年同時期との比較では、73.9％の水準となっている。国内観光収入は3.9％減の2891億9800万人民元（約5兆2400億円）。コロナ流行前の56.3％の水準だった。中国国営メディアが6日伝えた。

　新型コロナウイルスの流行が引き続き観光市場に影響している。ただ、北京冬季オリンピックの開催などを背景に、「氷雪観光」の需要は拡大した。旅行サイト中国大手の携程集団（トリップドットコム・グループ：9961/HK）によると、春節連休前半（1月31日〜2月2日）のスキー場入場チケット予約数は前年同期比で33％増加。同じく旅行予約サイトの「飛猪」によると、春節期間の「氷雪旅行」関連商品の予約数は前年同期比で30％超の伸びを示した。


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