【亜州ビジネス編集部】業界団体の全国乗用車市場信息聯席会（乗聯会）は14日発表した1月の月次販売報告の中で、女性ドライバーの数が相対的に速いペースで増加しており、セカンドカー需要の成長余地は大きいとの見解を示した。乗聯会によると、女性ドライバーは2021年に1億6000万人に達し、14年時点の7000万人から2倍以上に増加。毎年1300万人前後のペースで増加している。
　乗聯会によると、自動車ドライバーの性別比は現時点で男性が66.32％（3億1900万人）、女性が33.68％（1億6200万人）。また、自動車を複数台保有する世帯の比率も上昇しており、今後も一段の拡大が見込まれるという。
　また、ドライバーの高齢化も進んでいる。21年末時点で51〜60歳のドライバーは6966万人に達し、全体に占める比率は14.48％となった。ドライバー数は18年の4663万人から50％以上の伸びとなっている。
　21年に新エネルギー自動車（NEV）が高成長を示した一因として、乗聯会は女性や高齢者のドライバー増加を挙げた。ただ、長期的に見れば、若年層の減少は自動車市場の先行きにとって不安材料だと指摘している。


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