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  ニュース     2022/05/23 18:00

中国:上海中心部の静安区また封鎖、全住民にPCR検査 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)緩和が段階的に進む上海市だが、静安区の当局は21日、22〜24日の3日間で住民全員のPCR検査を行うと発表し、その間の外出を禁じた。発行済みの外出許可証も停止している。東方網など複数メディアが22日伝えた。
 静安区当局によると、検査が行われる3日間、スーパーマーケットや商店の対面販売は禁止される。ただオンライン販売は続け、生活必需品と医薬品を購入できるようにする。同区住民は再度の封鎖に不満げで、「本当に疲れた」と嘆く声も聞かれる。
 静安区で22日に確認された新規感染者は62人。うち2人が有症、60人が無症状だった。市全体の同日の新規感染者は558人。うち55人が有症、503人が無症状だった。
 上海市当局によると、感染状況に応じた地域の区分け「封鎖区」、「管理区」、「予防区」のうち、住民の自由度が最も高い「予防区」の住民は22日現在で約2100万人。同区の住民は、団地周辺に限り外出が認められている。一方、最も規制が厳しく、自宅から出られない「封鎖区」は2051カ所あり、人口は約51万人。団地から出られない「管理区」は9742カ所で、人口は約177万人となっている。


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