【亜州ビジネス編集部】「東数西算」プロジェクトの全面始動を通じ、大型のインターネットデータセンター（IDC）向けなどの投資が拡大する見込みだ。クラウドネットワークを含めたデジタルインフラ投資規模は、毎年にわたって概算1000億人民元（約1兆8700億円）規模にまで膨らむだろう。専門家の語った内容として、経済日報が17日付で伝えた。
　「南水北調」「西電東送」などの国家プロジェクトと同類の計画ながら、「東数西算」の経済波及効果はそれらを大きく上回る。無駄な重複投資を避ければ、情報産業を中心として健全な発展が実現する見通しという。
　国家発展改革委員会は2月17日、京津冀（北京・天津・河北）、長江デルタ、粤港澳大湾区（広東・香港・マカオベイエリア）、成渝（四川・重慶）の各エリアで、全国的な演算ネットワークの国家ハブ建設を開始すると正式発表した。同プロジェクトは今後、「新インフラ」建設推進の重点となる。


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