【亜州ビジネス編集部】浙江省杭州市がタクシー車両の電動化を推進する。杭州市交通運輸局はこのほど、「タクシー車両の電動化普及・応用に関する実施意見」を公布。主要市街地の上城区、拱墅区、西湖区、浜江区をまず対象に、燃油車から電気自動車（EV）に転換する方針を示した。

　これらエリアの全タクシー車両1万107台について、2022年9月（第19回アジア競技大会開催前）に30％、24年に60％を電動化するよう指導する。最終の27年には、100％（全車両）を電動化するよう求めた。営業車両の更新時、1台あたり3万人民元（約54万6000円）の補助金を支給する。

　中国の各大都市圏では16年以降、太原市、深セン市、北京市、成都市、鄭州市などを皮切りに、タクシー車両の電動化が始動した。


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