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  ニュース     2022/03/02 18:00

中国:上海最大の水素供給基地、化学工業区に設置へ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】上海市最大規模の水素供給基地が建設される運びだ。申能集団有限公司(上海市政府の国有企業)傘下の申能創能源発展有限公司は1日、合弁企業を立ち上げることで液化空気(中国)投資有限公司、上海化学工業区投資実業有限公司と覚書を締結。杭州湾北岸の上海化学工業区内で、今年8月に第1期事業プロジェクトを着工することなどで合意している。南方財経などが伝えた。
 第1期の投資額は1億8000万人民元(約32億8000万円)に設定する。完工後は第2期事業プロジェクトを推進し、液体水素の生産設備、充填装置などを併設する計画だ。
 専用車両を使用し、長江デルタの交通運輸企業にクリーンエネルギーを供給する。第2期稼動時には、水素の年産能力は8400トンを超える見込みだ。
 申能集団は登録資本200億人民元で1987年に発足。上海市国有資産監督管理委員会が管理・運営している。
 上海市政府は「新エネルギー自動車産業の発展を加速するための実施計画(2021〜25年)」を発表済み。FCVを含めた新エネルギー車の年産額について、25年の3500億人民元を目指すと明記した。


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