【亜州ビジネス編集部】上海市の地下鉄運営会社は10日午後1時から、6号線と16号線を全線で運休すると発表した。新型コロナウイルス対策のためとみられている。これにより、上海地下鉄は開業以来で初めて全面運休となった。澎湃新聞など複数メディアが伝えた。
　上海地下鉄は3月28日、市内を流れる黄浦江以東の駅を封鎖。4月2日から6号線と16号線の運転時間を短縮したほか、その他路線の運転を休止した。その後、市内各地で厳しい防疫措置が続いているが、地下鉄20路線のうち6号線と16号線だけは運転を続けていた。
　界面新聞によると、上海市の新規感染者は10日に1487人。うち有症が228人、無症状が1259人だった。また、新たに7人の死亡が確認されている。


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