【亜州ビジネス編集部】業界団体の中国汽車工業協会は25日、国内上位10社（グループ）の新車販売台数が今年第1四半期（1〜3月）に558万6000台だったと報告した。これら10社で全国販売の85.8％を占めている。前年同期比の増加率では、比亜迪（BYD：1211/HK）が最も大きな伸びを示した。

　ほか広州汽車集団（2238/HK）、奇瑞汽車が比較的高い伸びを達成。上海汽車集団（600104/SH）、東風汽車集団（489/HK）、重慶長安汽車（200625/SZ）は低水準ながらもプラス成長を確保した。その他5社はマイナス成長に沈んでいる。

　販売台数ランキングでは上海汽車集団が首位。以下、東風汽車、中国第一汽車集団、重慶長安汽車、広州汽車集団、北京汽車集団、吉利汽車（175/HK）、BYD、長城汽車（2333/HK）、奇瑞汽車と続いた。

　伸びトップのBYDが先ごろ発表した営業データによると、1〜3月期の新エネルギー自動車（NEV）販売台数は前年同期比423.0％増の28万6329台。生産台数は417.0％増の28万7530台だった。同社は3月からガソリン車の生産を停止したと発表している。


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