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  ニュース     2022/02/10 18:00

中国:広東省GDPが12兆元の大台超え、33年連続で全国トップ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国31省・市・自治区の2021年GDP(域内総生産)が出揃い、広東省が33年連続で全国トップとなった。同省の21年GDPは12兆4400億人民元(約225兆円)に達し、初めて12兆人民元の大台を突破。新たな段階に入っている。2〜5位は江蘇省が11兆6400億人民元、山東省が8兆3100億人民元、浙江省が7兆3500億人民元、河南省が5兆8900億人民元。前年の平均為替レートで計算した場合、広東と江蘇のGDPはともに韓国を上回っている。中国国営メディアが10日付で報じた。
 GDP成長率で見ると、31省・市・自治区のうち、湖北省が12.9%で1位、海南省が11.2%で2位。以下、山西省、江西省、江蘇省、浙江省、北京市、山東省、安徽省、重慶市、四川省と続く。
 1人当たりGDPについても、新たなブレイクスルーを実現している。全国の1人当たり平均GDPは21年に8万人民元(約1万2500米ドル)を超過。そのうち北京市、上海市、江蘇省で2万米ドルを上回った。なかでも北京市、上海市はそれぞれ約2万8500米ドル、約2万7000米ドルと3万米ドルの大台が視野に入っている。
 21年はGDPが1兆人民元に達する都市が増加している。うち東莞市(広東省)のGDPは1兆855億3500万人民元と1兆人民元を超過。第24番目となる「1兆人民元倶楽部」の仲間入りを果たした(広東省の都市としては4都市目)。また北京市と上海市は、そろって4兆人民元の大台に乗せている。


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