【亜州ビジネス編集部】中国でペット市場規模が拡大を続けている。2010年から20年までの平均成長率は年率30％という水準。関連企業の新規株式公開（IPO）も増加している。中信経緯が12日付で伝えた。

　市場規模を金額ベースで見ると、10年の140億人民元から20年の2065億人民元まで拡大。22年は2693億人民元に拡大すると予測されている。

　同業界でIPOを予定しているのは、温州源飛寵物玩具製品股フン有限公司など。温州源飛は深セン証券取引所への上場を予定している。資金規模は4億900万人民元（約79億円）に達する見通しだ。

　温州源飛の主な製品は、ペットフードや牽引器具（リード）など。04年の設立以来、着実に市場シェアを伸ばし、国内有数のペット用品サプライヤーとなった。主要な顧客は米国、欧州連合（EU）、日本など海外に多い。21年上半期の売上高は4億7900万人民元、純利益は568万人民元だった。今後、国内での需要拡大を見込み、中国での拡販に注力する方針だ。


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