【亜州ビジネス編集部】中国インターネット情報センター（CNNIC）が2月25日に発表した最新統計によると、2021年12月末時点の国内インターネットユーザー（過去半年間でネットを使用した6歳以上のユーザー）は10億3200万人に達した。20年12月末との比較で4296万人増加している。普及率（全人口に占める割合）は73.0％と、前年同期の70.4％から2.6ポイント上昇した。
　CNNICによると、都市部と農村部のネット環境格差が縮小傾向にある中、普及率が引き続き上昇している。農村部のネットユーザーは2億8400万人、普及率は57.6％に達した。また、高齢者による利用の拡大もネットユーザー増加の一因。60歳以上のネットユーザーは1億1900万人、同人口帯における普及率は43.2％となった。
　このほか、新型コロナウイルス禍などを背景に、引き続きインスタントメッセージ、動画ストリーミング、ショート動画の普及が進んだ。ネットユーザーのうち、これらサービスの利用者はそれぞれ97.5％、94.5％、90.5％に達する。また、オンラインオフィスの利用者は4億6900万人、オンライン医療は2億9800万人に達し、前年同期比で35.7％、38.7％ずつ増加している。
　ネットインフラの整備も進む。21年12月末時点で、第5世代（5G）移動通信基地局の数は142万5000基に達した。年間で65万4000基増加している。


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