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  ニュース     2022/02/28 18:00

中国:小中学生に「脊柱側弯症」増加、国内500万人超 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の小中学生で、背骨が左右に弯曲する「脊柱側弯症(そくわんしょう)」の患者が増加している。年間約30万人のペースで増加し、すでに500万人を超えたとのデータもある。発症要因としては、思春期の子どもたちの運動不足や電子機器の頻繁な使用、姿勢の悪さなどが指摘されている。科技日報が2月17日付で伝えた。
 脊柱側弯症は肥満、近視に次ぐ第3の「青少年病」と呼ばれる。小中学生を含む、中国の青少年における脊柱側弯症の発症率は20%と高い。症状を放置したり、治療が不適切だったりした場合には、体格や外見に影響をもたらすだけでなく、心肺機能の異常などを引き起こす恐れがある。最悪のケースでは、心不全や肺機能障害を起こし、死に至ることもあるという。
 予防方法としては、跳び箱などの体幹を鍛える運動をするとともに、勉強するときに正しい姿勢を保つこと、机と椅子は正しい高さを選ぶことなどが重要だとされる。また、思春期は成長のピークであるため、適切なカルシウム量を摂取し、1日3食をきちんと摂ることが大切という。


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