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  ニュース     2022/04/19 18:00

中国半導体企業の21年世界シェア、6.5%に0.2pt低下 無料記事

【亜州ビジネス編集部】 IT(情報技術)分野の米市場調査会社、ガートナーの14日発表によると、中国半導体企業の2021年の世界業界売上高シェアは6.5%で、前年の6.7%から0.2ポイント低下した。半導体業界の世界売上高は26.3%増の5950億米ドル(約75兆8000億円)に拡大しただけに、中国企業の停滞ぶりが印象付けられた。
 中国企業のシェア縮小には、華為技術(ファーウェイ)傘下の海思半導体有限公司(ハイシリコン・テクノロジー)の売り上げ急減が大きく影響した。同社の21年売上高は15億米ドルと、前年の82億米ドルから81%減少。米国によるファーウェイ制裁の直撃を受けた同社は、売上高ランキングでも上位25社の圏外に落ちた。
 企業売上高のランキング首位はサムスン電子。DRAMなどメモリー市場の拡大が追い風となり、21年は28%増の731億9700万米ドルで前年首位のインテル(INTC/NASDQ)を逆転した。インテルは2位に後退。3位から5位までは、◆SKハイニックス、◆マイクロン・テクノロジー(MU/NASDAQ)、◆クアルコム・テクノロジーズ(QCOM/NASDAQ)──の順となった。
 中華圏の最高順位は7位の台湾・聯発科技(メディアテック:2454/TW)。売上高は60.2%増の176億1700万米ドルとなった。上位10社の中で、10位のアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD/NASDAQ)の68.6%増(162億2990万米ドル)に次いで2番目に高い成長率を記録している。


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