【亜州ビジネス編集部】産業用ロボットの増産基調が持続している。中国の国家統計局は15日、2021年11月の国内生産について、前年同期比27.9％増の全国3万1915台（前月比↑12.1％）に上ったと報告した。1〜11月にかけた年初来の累計では、49.0％増の33万98台に拡大している。
　このほか11月の工業製品生産は、金属工作機械が2.1％増の5万台、自動車が7.1％減の267万3000台（前月比↑14.0％）など。自動車のうちセダンは5.6％減の99万3000台、SUVは4.9％減の103万6000台で推移した。半面、新エネルギー自動車（NEV）は112.0％増の47万7000台（前月比↑16.9％）と急ピッチに伸びている。
　エレクトロニクス製品・デバイスの月次生産実績は、パソコンが7.5％増の4233万台、携帯端末が3.9％増の1億6023万台（うちスマートフォンは8.0％増の1億2457万台）、半導体集積回路（IC）が11.9％増の301億個（前月比横ばい）に達した。
　1〜11月にかけた年初来の累計では、金属工作機械が29.9％増の54万台、自動車が5.3％増の2364万4000台など。自動車のうちセダンは5.9％増の865万5000台、SUVは6.9％増の861万4000台で推移した。NEVも155.0％増の319万3000台に伸びている。
　エレクトロニクス製品・デバイスの11カ月生産実績は、パソコンが24.0％増の3億8016万台、携帯端末が5.6％増の14億5531万台（うちスマートフォンは7.5％増の11億1973万台）、ICが37.1％増の3295億個に膨らんだ。


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