詳細
検索
期間
亜州リサーチFacebook公式ページ 亜州リサーチYoutube公式チャンネル

  ニュース     2022/02/03 18:00

中国:12月宝くじ販売1割減の5860億円、通年で累計6.78兆円 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】2021年12月の宝くじ販売額は、中国全体で322億5700万人民元(約5860億円)に低迷した。前年同月比で11.7%(42億5500万人民元)減少している。ゲーム性の強い宝くじが撤退したことにより、8月以降の月間売り上げはやや減少し、徐々に横ばいに向かっている。うち福祉目的「福利彩票」は6.8%減の142億3400万人民元、サッカーくじ「体育彩票」は15.2%減の180億2300万人民元だった。中国財政部が1月20日付で公表した。
 種類別では、数字選択式が147億4100万人民元(構成比45.7%)、クイズ式が96億2900万人民元(29.8%)、スクラッチが51億9000万人民元(16.1%)、キノ(Keno)が26億9800万人民元(8.4%)で推移している。
 エリア別の販売額は、前年同期と比較して全国5省・自治区(福建、湖南、広西、海南、四川)で増加した。
 21年通年の宝くじ販売額は、全国で前年比11.8%増の3732億8500万人民元(約6兆7816億円)。新型コロナウイルスの影響で比較対象となる前年のハードルが低かったことに加えて、6〜7月にかけて開催されたUEFA欧州選手権の効果が表れた。内訳は「福利彩票」が1.5%減の1422億5500万人民元、「体育彩票」が21.9%増の2310億3000万人民元。
 種類別では、数字選択式が1618億9200万人民元(構成比43.3%)、クイズ式が1342億9900万人民元(36.0%)、スクラッチが544億1100万人民元(14.6%)、キノが226億8300万人民元(6.1%)となっている。
 エリア別の販売額は、江蘇、チベット、陝西、青海を除く全地域で、前年と比較して増加した。


内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。

関連ニュース