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  ニュース     2022/02/18 18:00

中国:造船受注が最多更新、1月は世界シェア48% 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の造船受注が月次ベースで過去最多を更新している。英調査会社クラークソン・リサーチが集計した海事関連データによると、世界全体の新造船発注量は、今年1月に307万標準貨物船換算トン数(CGT)に達し、前月比で72%も拡大した。うち中国は、全体の48%を占める147万CGTを受注している。央視新聞が18日付で伝えた。
 造船世界最大手で国営の中国船舶集団有限公司(CSSC)は、広船国際有限公司、中船澄西船舶修造有限公司、滬東中華造船集団有限公司(滬東中華)、上海外高橋造船有限公司(SWS)、江南造船集団有限責任公司、大連船舶重工集団有限公司、中船黄埔文冲船舶有限公司などのグループ企業を擁する。コンテナ貨物船、大型原油タンカー(VLCC)、大型客船などを相次ぎ受注した。うち上海主力3社の滬東中華、SWS、江南造船は、月次ベースの受注と出荷が過去最多を更新している。
 LNG(液化天然ガス)船に強みを持つ滬東中華は、足元の受注が合計57隻にまで積み上がった。契約額は680億人民元(約1兆2380億円)に拡大し、2020年1月と比べて倍増している。製造が追いつかず、25年まで出荷予定が詰まった。
 世界の新造船受注は、2021年に1846隻を数えている。合計4573万CGTに達した。うち中国は965隻(2280万CGT)で、市場シェアの約5割を占め、世界トップを独走している。2位は韓国で403隻(1735万CGT)、市場シェアの38%を占めた。


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