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  ニュース     2023/01/26 12:34

中国:春節映画の興行収入50億元突破、過去最大更新の予測も 無料記事

 中国本土で春節(旧正月)連休の映画市場回復に期待が高まっている。オンラインチケット販売の猫眼娯楽(マオイェン・エンターテインメント:1896/HK)によると、25日午後10時15分の時点で、連休初日(21日)以降の映画興行収入は前売り分も含めて50億人民元(約950億円)を突破。一部では、今年春節の興行収入が過去最大を更新するとの予測も出ている。香港経済日報が26日伝えた。

 今年の春節連休は7作品が封切りされた。うち南宋期を舞台にした張芸謀(チャン・イーモウ)監督の最新作「満江紅」が18億4000万人民元で現時点の興行トップ。2位には国産SF映画の続編「流浪地球2」が16億2000万人民元でランクインした。3位は国産アニメ映画の「熊出没・伴我“熊芯”」で、興行収入は5億3000万人民元となっている。

 現地ブローカーの万聯証券は、「ゼロコロナ」政策の終了、チケット価格の下落など複数要因を背景に、今年の春節連休の興行収入が過去最高を更新する可能性に言及。90億人民元を超える公算もあると予測した。一方、金融情報会社の万得資訊は、連休の興行収入が60億人民元を上回るものの、前年並みにとどまるとみている。

 なお、中国の春節映画興行収入は21年に過去最高となる78億4000万人民元を記録。22年は60億3900万人民元に減少したものの、史上2位の記録となっている。


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