【亜州ビジネス編集部】中国のインターネット検索最大手、百度（バイドゥ：BIDU/NASDAQ、9888/HK）は25日、自社グループ開発の超伝導量子コンピュータ「乾始（Qian Shi）」を発表した。ソフトウエアとハードウエアの一体運用ソリューション・プラットフォーム「量羲（Liang Xi）」も披露している。百度が報告した。
　百度の量子計算所と量子計算硬件実験室が共同開発し、10量子ビットの高性能プロセッサを搭載している。開発期間は4年を超えた。中国科学院が開発した超伝導量子チップとイオン捕捉量子チップとの接続も検証済み。PC、クラウド、モバイルアプリを通じた外部企業や個人の利用も可能とする。
　量羲は、超伝導量子デバイスとイオン捕捉量子デバイスの量子コンピュータ2種に対応する。36量子ビットの量子チップも設計を完了したと説明した。


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