ニュース 2023/01/20 12:40
アリババ馬氏が活動積極化、次は香港財界人と会談か
台湾・香港
一時影を潜めていた阿里巴巴集団HD(アリババ・グループ・ホールディング:9988/HK)創業者の馬雲(ジャック・マー)氏が昨年以降、積極的に活動している。昨年末に東京滞在が報じられた後、今月初めにはタイ・バンコクでの目撃情報が明らかとなった。直近では香港を訪れ、金融・ビジネス界の重鎮と会談したとの情報が伝わっている。馬氏はしばらく香港に滞在し、春節(旧正月)も現地で過ごすようだ。香港経済日報が20日伝えた。
アリババ傘下のマ蟻集団(アント・グループ)の新規株式公開(IPO)が中国当局によって阻止された2020年11月以降、馬氏は公の場から姿を消していた。アントのIPO停止を巡っては、当局を批判する馬氏の発言が「習近平政権の怒りを買った」と報じるメディアもあり、一時は「当局に拘束された」との憶測も流れるほどだった。ただ、21年10月には約1年ぶりの海外訪問が報じられ、その後、公の場に姿を見せる機会も増えていった。
中国では足元で、配車サービス大手の滴滴出行(DIDI)が1年半ぶりに新規ユーザー登録再開を当局によって認められるなど、インターネット企業に対する締め付けが緩和されている。アリババ傘下のアントに関しても今年に入り、消費者金融子会社が金融当局から増資の承認を取得するなど再編が進展。今月8日には、馬氏がアントの支配権を手放すことが明らかとなっており、市場ではIPO再開に向けた準備が整いつつあると指摘されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
アリババ傘下のマ蟻集団(アント・グループ)の新規株式公開(IPO)が中国当局によって阻止された2020年11月以降、馬氏は公の場から姿を消していた。アントのIPO停止を巡っては、当局を批判する馬氏の発言が「習近平政権の怒りを買った」と報じるメディアもあり、一時は「当局に拘束された」との憶測も流れるほどだった。ただ、21年10月には約1年ぶりの海外訪問が報じられ、その後、公の場に姿を見せる機会も増えていった。
中国では足元で、配車サービス大手の滴滴出行(DIDI)が1年半ぶりに新規ユーザー登録再開を当局によって認められるなど、インターネット企業に対する締め付けが緩和されている。アリババ傘下のアントに関しても今年に入り、消費者金融子会社が金融当局から増資の承認を取得するなど再編が進展。今月8日には、馬氏がアントの支配権を手放すことが明らかとなっており、市場ではIPO再開に向けた準備が整いつつあると指摘されている。
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