ニュース 2023/06/06 13:02
中国:23年大学出願・卒業ともに過去最多、若年失業問題も深刻
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】中国教育部が1日発表したデータによると、2023年の「高考」(大学入試)出願者数は前年比98万人増の1291万人に達した。前年に続き過去最多を記録している。今年の受験日は6月7日からだ。一方で、23年の大学卒業生は1158万人となり、過去最多となった前年を82万人上回る見通し。年間1000人規模の新卒者の流入が続くなか、若年層の雇用環境は引き続き厳しいものとなりそうだ。複数の現地メディアが伝えた。
中国では足元で、若年層の失業率が過去最高水準まで悪化している状況。国家統計局の最新データによると、都市部の調査失業率は今年4月に16〜24歳で20.4%となり、2018年1月の統計開始以来で過去最高を記録した。向こう数年にわたり、毎年1000万人規模の新卒者が流入するなかで、中国の雇用市場はこれを吸収しきれていない状況にある。
一方で、中国の出生数は23年に800万人以下にとどまり、1949年の建国以来で初めて1000万人を割り込んだ前年(956万人)をさらに下回ると予測されている。足元の中国経済はこれまでの人口増や高学歴化による雇用面の圧力に直面すると同時に、出生数の減少による今後の発展リスクも抱えている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国では足元で、若年層の失業率が過去最高水準まで悪化している状況。国家統計局の最新データによると、都市部の調査失業率は今年4月に16〜24歳で20.4%となり、2018年1月の統計開始以来で過去最高を記録した。向こう数年にわたり、毎年1000万人規模の新卒者が流入するなかで、中国の雇用市場はこれを吸収しきれていない状況にある。
一方で、中国の出生数は23年に800万人以下にとどまり、1949年の建国以来で初めて1000万人を割り込んだ前年(956万人)をさらに下回ると予測されている。足元の中国経済はこれまでの人口増や高学歴化による雇用面の圧力に直面すると同時に、出生数の減少による今後の発展リスクも抱えている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。