【亜州ビジネス編集部】国家統計局の18日発表によると、2023年第1四半期の半導体生産量は、中国全体で前年同期比14.8％減の722億個となった。3月が前年同月比3.0％減とマイナス幅が縮小したことで、1〜2月の17.0％減からは改善している。集微網が18日報じた。
　中国は第1四半期の国内総生産（GDP）成長率が4.5％にとどまり、通年目標の5.0％前後を下回っている。半導体デバイスの大幅減産が成長率の回復に悪影響を与えたようだ。
　第1四半期は依然、消費者向け電子製品の分野が不振。パソコン（PC）などマイクロコンピューター設備の生産台数は、22.5％減の7909万台に落ち込んでいる。うち3月は21.6％減の3300万台に低迷した。
　シンガポールの市場調査会社、カナリスによると、第1四半期の世界スマートフォン市場は12％縮小。OPPO広東移動通信、維沃移動通信（vivo）、小米集団（シャオミ・コーポレーション：1810/HK）などの中国スマホブランド大手も軒並みマイナス成長を喫した。



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