ニュース 2022/08/23 18:00
中国:銀行が融資規模かさ上げか、政府要請対応で苦心
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】景気下支えのための融資拡大を求める政府の要請に対応するため、中国の銀行が「通常とは異なる方法」で貸し出しの規模をかさ上げしているもようだ。ブルームバーグ通信が23日、消息筋情報として伝えた。
銀行関係者によると、景気悪化で融資需要が鈍る中、一部の国有銀行は企業に貸し出しの期限延長を認めた後、同じ金利で預金を行うよう求めているもよう。また、新規融資を装った短期融資によって相互に借り入れを行い、貸し出しの規模をかさ上げしている銀行もあるようだ。ただ、このような手法がどの程度の規模で行われているかは不明という。
今年7月の金融統計では、国内金融機関の人民元建て新規融資が6790億人民元(約13兆4170億円)にとどまり、前月実績の2兆8100億人民元から大幅に縮小。市場予想(1兆1250億人民元)も大きく下振れた。新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策と、不動産市場の混乱が経済成長にインパクトをもたらし、融資需要に影響したと指摘されている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
銀行関係者によると、景気悪化で融資需要が鈍る中、一部の国有銀行は企業に貸し出しの期限延長を認めた後、同じ金利で預金を行うよう求めているもよう。また、新規融資を装った短期融資によって相互に借り入れを行い、貸し出しの規模をかさ上げしている銀行もあるようだ。ただ、このような手法がどの程度の規模で行われているかは不明という。
今年7月の金融統計では、国内金融機関の人民元建て新規融資が6790億人民元(約13兆4170億円)にとどまり、前月実績の2兆8100億人民元から大幅に縮小。市場予想(1兆1250億人民元)も大きく下振れた。新型コロナウイルス感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策と、不動産市場の混乱が経済成長にインパクトをもたらし、融資需要に影響したと指摘されている。
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