【亜州ビジネス編集部】阿里巴巴集団HD（アリババ・グループ・ホールディング：9988/HK）の創業者、馬雲（ジャック・マー）氏が1年以上ぶりに中国に帰国したことが分かった。馬氏が2017年に設立した浙江省杭州市の私立学校を訪問し、教育問題や米オープンAIの「ChatGPT」などについて議論したという。香港英字紙のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト（SCMP）が27日伝えた。
　馬氏は2020年に当局に対する批判的な発言を行って以降、公の場からほぼ姿を消した。その後は海外での目撃情報が多数伝わっており、最近では日本や東南アジアでの目撃情報が報じられていた。中国への帰国が確認されたのは、1年以上ぶりとなる。
　ブルームバーグ通信はこれより先、中国当局が馬氏に帰国を促したものの、馬氏は海外にとどまることを選んだ――と報じていた。


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