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  ニュース     2023/03/29 11:35

中国の12インチ工場月産能力、26年に世界首位240万枚へ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】12インチウェーハ対応半導体工場の生産能力全体に占める割合は、2026年に中国が世界首位の25%に達する見通しだ。現在の22%から3ポイント拡大する。国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の28日発表として芯智訊が同日報じた。
 12インチ工場の世界月産能力は26年に960万枚に拡大する見通し。中国は2022〜26年の5年間に12インチ工場が25基新設され、26年の月産能力は240万枚に増加する。SEMIは、中国は米国から厳しい輸出規制を課せられているものの、半導体企業は成熟プロセス製品の12インチ工場投資を継続するとみている。
 12インチ工場の生産能力が最も成長する地域は、半導体補助金法によって国内生産強化を図る米国だ。世界生産能力に占める割合は、22年の0.2%から26年の9%に45倍まで増大する見通しという。
 一方、韓国は22年の25%から26年の23%に後退する。サムスン電子、SKハイニックスのメモリー大手の設備投資が市場の需要減退の影響を受けるためだ。台湾も米中が生産能力を大幅に拡張する影響で22%から21%に小幅縮小する。日本も13%から12%に低下する見通しだ。
 製品別の生産能力は、アナログICとパワーデバイスが最も成長する。2022〜26年の年平均成長率は30%に達すると予測された。また、ファウンドリとメモリーの年平均成長率はそれぞれ12%、4%となる見通しという。



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