ニュース 2023/03/28 15:57
大型スーパーに陰り、カルフール中国1号店が閉店へ
産業・企業
【亜州ビジネス編集部】大型スーパーマーケットのカルフール中国(家楽福中国)は今月29日、北京市朝陽区の創益佳店を閉店する。カルフールの中国本土1号店として、同店舗は1995年に開業。店舗面積は8000平米で、中国の大型スーパーブームの先駆けとなった。北京商報などが27日付で伝えた。
創益佳店の閉店について、カルフールは店舗の賃貸契約が期限を迎えたためと説明。家賃の値上がりを考慮し、再更新しないことを決めたという。
一方、カルフール中国の店舗数が足元で急減している。2022年は205店から151店へと54店(26%)減少した。同じく北京ではアジア最大規模だった中関村店も同年4月に閉店。上海では、代金不払いを理由に仕入先がカルフールを提訴するという事態も発生している。
カルフール中国は仏カルフールの元中国事業部門だったが、2019年に中国の家電量販最大手、蘇寧易購集団(002024/SZ)が買収した。蘇寧によると、同社の損失はカルフール中国の不振によるところが大きく、負担を軽減するために複数店舗の閉鎖に踏み切ったという。コロナ禍をきっかけに、オフラインからオンラインへと消費習慣が変化する中、その流れに対応できなかったスーパーは大きな打撃を受けていると業界関係者は指摘している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
創益佳店の閉店について、カルフールは店舗の賃貸契約が期限を迎えたためと説明。家賃の値上がりを考慮し、再更新しないことを決めたという。
一方、カルフール中国の店舗数が足元で急減している。2022年は205店から151店へと54店(26%)減少した。同じく北京ではアジア最大規模だった中関村店も同年4月に閉店。上海では、代金不払いを理由に仕入先がカルフールを提訴するという事態も発生している。
カルフール中国は仏カルフールの元中国事業部門だったが、2019年に中国の家電量販最大手、蘇寧易購集団(002024/SZ)が買収した。蘇寧によると、同社の損失はカルフール中国の不振によるところが大きく、負担を軽減するために複数店舗の閉鎖に踏み切ったという。コロナ禍をきっかけに、オフラインからオンラインへと消費習慣が変化する中、その流れに対応できなかったスーパーは大きな打撃を受けていると業界関係者は指摘している。
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