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  ニュース     2023/06/20 13:02

世界競争力で香港5→7位に低下、中国も17→21位に後退 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】スイスを拠点とする私立ビジネススクール、国際経営開発研究所(IMD)が20日発表した2023年版の世界競争力ランキングで、香港は前年の5位から7位にランクダウンした。新型コロナウイルス流行前の2019年は2位につけており、ここ数年での競争力低下は顕著だ。中国本土も17→21位に低下している。一方、台湾は7→6位に5年連続で上昇し、2012年以来の高ランクとなった。
 同ランキングは64カ国・地域を対象に、「経済状況」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4項目を評価したもの。これら4項目における香港のランキングは、「インフラ」が14→13位に上昇する一方、「経済状況」が15→36位、「ビジネスの効率性」が7→11位に低下した。「政府の効率性」は2位を維持している。
 なお、ランキング首位はデンマーク(前年1位)。以下、2位はアイルランド(同11位)、3位はスイス(同2位)、4位はシンガポール(同3位)、5位はオランダ(同6位)、6位は台湾(同7位)、7位は香港(同5位)、8位はスウェーデン(同4位)、9位は米国(同10位)、10位はアラブ首長国連邦(同12位)だった。日本は35位(同34位)に低下した。
 同ランキングはIMDが1989年以降、毎年発表しているもの。ランキングの上位に入った国・地域は、「企業の活動を支援する環境が整備されている程度が高いこと」を意味する。


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