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  ニュース     2023/05/11 13:52

中国民族系車メーカーが電動GT参戦、BYD「U8」は2120万円から 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国民族系自動車メーカーが電動GT(グランドツーリング)分野に相次ぎエントリーしている。海外の高級車ブランドを意識し、4月18〜27日開催の「第20回上海国際自動車工業博覧会(上海モーターショー2023)」にも、多数の自動車企業がGTモデルを持ち込んだ。100万人民元(約1930万円)を超える高額製品や20万人民元を下回る製品もある。盖世汽車が5月11日付で伝えた。
 EV世界大手の比亜迪(BYD:1211/HK)は4月18日、高級車ブランド「仰望(Yangwang)」の予約販売を開始。ファーストモデルのオフロードSUV「U8」を109万8000人民元(約2120万円)からで発売した。9月から納車を開始する。また、兄弟モデルの「U9」も発表し、0-100km/h加速わずか2秒の性能を強調した。
 一方、広州汽車集団(2238/HK)傘下の広汽埃安新能源汽車有限公司(広汽埃安:Aion)は、電動スーパーカー「Hyper GT」を投入した。予約価格は21万9900〜33万9900人民元に設定する。航続距離問題のソリューションとして、電池交換式も用意した。最大出力250kW、最大トルク460N・m、0-100km/h加速4.9秒という。
 奇瑞汽車、合衆新能源汽車有限公司「ナタ(NETA)」ブランドは、約20万人民元の電動GTを披露した。価格は奇瑞「iCAR GT」が15万〜40万人民元、「ナタGT」が17万8800〜22万6800人民元。ナタGTは最大出力340kW、最大トルク620N・mで今年上半期中に納車する予定だ。


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