【亜州ビジネス編集部】中国インターネット情報センター（CNNIC）が8月31日に発表した最新統計によると、今年6月末時点の国内インターネットユーザー（過去半年間でネットを使用した6歳以上のユーザー）は10億5100万人に達した。21年12月末との比較で1919万人増加している。普及率（全人口に占める割合）は74.4％と、前年末の73.0％から1.4ポイント上昇した。

　CNNICによると、農村エリアでネットインフラの構築が進められる中、同エリアの普及率は58.8％に達し、前年末比で1.2ポイント上昇している。また、ブロードバンド網や第5世代（5G）移動通信網の構築が進んでいることも、ネットユーザー増加の一因。今年6月末の時点で、ギガビット光ネットワークは4億世帯以上をカバーする能力を持ち、計185万4000カ所の5G基地局が建設・開通された。

　このほか、新型コロナウイルス禍などを背景に、引き続きインスタントメッセージ、動画ストリーミング、ショート動画などの普及が進んだ。うちショート動画のユーザーは9億6200万人に達し、前年末比で2805万人増加。ネットユーザー全体に占める比率は91.5％に達した。一方、オンライン医療のユーザーは3億人で、前年末比196万人の増加となったが、ネットユーザー全体に占める比率は28.5％にとどまっている。


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