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  ニュース     2023/07/13 14:58

中国:自動車部品メーカー好業績、均勝電子は552%増益見込む 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国自動車パーツメーカーの業績が総じて上向いている。主要上場企業の2023年上半期業績予告では、前年同期比の増益率が寧波均勝電子(600699/SH)で552.38%、飛竜汽車部件(002536/SZ)で440.43〜523.57%、玲瓏輪胎(601966/SH)で373〜445%、科華控股(603161/SH)で210.57〜233.44%、三角輪胎(Triangle Tyre:601163/SH)で174〜183%に上るとの見通しをそれぞれ発表した。新エネルギー自動車(NEV)向け部品の販売拡大が目立っている。上海証券報が13日付で伝えた。
 足元で中間業績を予告した30社は、多数が増収を達成したもよう。NEVの需要拡大、輸出の伸びが販売を支えたようだ。
 自動車安全システムを主力とする均勝電子は、上半期の純利益が約4億7500万人民元に上ると予想。特に第2四半期は前四半期比38%増の2億7500万人民元に達したとみている。
 自動車用ウォーターポンプ生産などの飛竜汽車部件は、上半期の純利益が1億3000万〜1億5000万人民元に上ると予想した。NEVの普及を追い風に、熱管理製品の販売が伸びている。
 NEV需要が高まるなか、各メーカーには新規受注が相次ぎ舞い込んだ。NEV向けの精密プレス部品や金具を生産する祥キン科技(002965/SZ)、スチールホイール生産などの浙江金固(002488/SZ)、ブレーキ生産を主力とする浙江亜太機電(002284/SZ)が大手企業と販売契約を交わしている。
 祥キン科技は今月7日、ある大手企業に向けて総額131億〜134億人民元の製品を販売すると発表した。NEVや動力電池、蓄電池、太陽光発電用インバーター(電流調節装置)などに搭載されるという。
 浙江金固は10日、比亜迪(BYD:1211/HK)に向けて新部品を提供すると発表した。BYD海洋シリーズの新型純電気自動車(BEV)「海鴎(Seagull)」に供給する。
 亜太機電も10日、ある中国大手企業グループから受注したと発表。高級電動SUV製品の電動パーキングブレーキ (EPB) に採用されたと説明した。24年から納品する。
 このほかモーター大手の浙江方正電機(002196/SZ)は6月27日、新興EVメーカーの理想汽車(2015/HK)から採用通知を受け取ったと報告。全額出資の方正電機(徳清)有限公司を通じ、2024年からEV最大189万台相当分の固定子部品を納入するとの見方を示した。


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