ニュース 2022/09/21 18:00
ADBが中国22年成長率5.0→3.3%に下方修正、アジア新興国下回る
経済・統計
アジア開発銀行(ADB)は21日発表した最新の「アジア経済見通し」で、中国の2022年国内総生産(GDP)成長率予想を3.3%に下方修正した。4月予測時の5.0%から1.7ポイント引き下げている。アジア新興国全体(46カ国)の成長率も5.2→4.3%に下方修正。ADBによると、中国の成長率がアジアのその他新興国を下回るのは過去30年余りで初めてだ。
ADBのエコノミストは、新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が中国の景気下振れ要因になっていると指摘。同政策が消費マインドに影響しているほか、サプライチェーンの停滞などを招いていると説明した。また、米利上げの加速やウクライナ情勢によって、世界的なインフレ圧力が増しているとも言及した。
ただ、アジア新興国全体の成長率(4.3%)については、世界のその他地域に比べて堅調だと補足。域内最大の経済国である中国を除くと、アジア新興国全体の22年予想成長率は5.3%になると試算している。
23年の成長率については、中国が4.5%(4月予想は4.8%)、アジア新興国全体が4.9%(同5.3%)と予測した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ADBのエコノミストは、新型コロナウイルス感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策が中国の景気下振れ要因になっていると指摘。同政策が消費マインドに影響しているほか、サプライチェーンの停滞などを招いていると説明した。また、米利上げの加速やウクライナ情勢によって、世界的なインフレ圧力が増しているとも言及した。
ただ、アジア新興国全体の成長率(4.3%)については、世界のその他地域に比べて堅調だと補足。域内最大の経済国である中国を除くと、アジア新興国全体の22年予想成長率は5.3%になると試算している。
23年の成長率については、中国が4.5%(4月予想は4.8%)、アジア新興国全体が4.9%(同5.3%)と予測した。
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