【亜州ビジネス編集部】中国の国家新聞出版署は22日、5月の国産ゲーム出版（リリース）許可審査の結果を発表し、計86タイトルを承認したことを明らかにした。承認数は前月と同水準。今年は順調なペースでのゲーム承認が進んでいる。香港経済日報などによると、承認を得たゲーム会社には、騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）、網易（ネットイース：9999/HK）などが含まれた。
　中国ではゲームを新しくリリースする際、「版号」と呼ばれる許可番号を取得する必要がある。国家新聞出版署は原則1カ月に1回、承認した新作タイトルのリストを公表しており、今年はこのペースを維持している状況だ。1〜5月で累計433タイトルの国産ゲームが承認された。このほか、3月には輸入ゲーム27タイトルが承認を取得している。
　中国当局は21年以降にゲーム審査を厳格化し、「版号」リストの更新を一時停止していた時期もあった（22年4月に9カ月ぶりに再開）。22年は輸入タイトルも含め、累計で512タイトルが承認されている。今年はすでに、昨年の9割弱相当が承認を得た形となる。


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