ニュース 2023/12/07 17:00
中国の第4世代原子炉、石島湾で世界初の商用運転 
経済・統計
原子炉設備の国産化率は93.4%。1基目は設備2200台(セット)で構成される。うち600台は新規開発だ。
投資額30億人民元(約616億円)の第1期は、2012年12月9日に正式着工し、2021年12月に送電網と接続されている。その後、本格稼働に向けて調整を繰り返してきた。
高温ガス冷却炉の開発分野で、中国は世界を先導している。1995年6月、熱出力1万kWの実験炉「HTR-10」が清華大学内で着工。2000年末に臨界に達し、2002年末に正常運転を開始した。
第4世代原子炉(ガス冷却高速炉、鉛冷却高速炉:LFR、溶融塩炉:MSR、超臨界水冷却炉:SCWR、 ナトリウム冷却高速炉:SFR、超高温原子炉:VHTR)技術は米国、ドイツ、日本、ロシアも開発を進めているものの、これらは足元で研究段階に過ぎない。中国は実証炉の商用運転に世界で初めて乗り出した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。