ニュース 2024/10/07 14:34
中国:化粧品産業が回復、民族ブランドECシェアが5割超
経済・統計
【亜州ビジネス編集部】新中国建国から75周年を迎えて、国内化粧品産業が復調している。かつて民族ブランドの化粧品は1970年代末から外資に市場を奪われたものの、ここ数年、若者世代を中心に人気を取り戻している状況だ。中国新聞網が4日付で報じた。
中国では1949年以降、「雅霜」「謝フク春」「孔鳳春」といった低価格の民族ブランド化粧品が独占的に人気を集めた。その後、1978年末の改革開放政策を経て、米国や日本、フランス、韓国など海外の化粧品ブランドが相次いで進出。次第に民族ブランドは「廉価で質の良くない化粧品」のイメージが先行し、外資に市場を奪われた経緯がある。
だがここ数年、「国潮」(中国の伝統文化と最新のトレンドの融合)を好む若者が増えるなか、化粧品も中国人の肌や好みに合わせた新興ブランドの商品が次々に登場。2023年の国内インターネット通販市場では、民族ブランドのシェアが海外ブランドを上回った。今年上半期(1~6月)では民族ブランドのシェアが56.7%と5割を超えた。
一方、中国の化粧品ブランドはこのところ、海外進出を加速している。なかでも「花西子」は販売地域が世界110カ国・地域に拡大している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
中国では1949年以降、「雅霜」「謝フク春」「孔鳳春」といった低価格の民族ブランド化粧品が独占的に人気を集めた。その後、1978年末の改革開放政策を経て、米国や日本、フランス、韓国など海外の化粧品ブランドが相次いで進出。次第に民族ブランドは「廉価で質の良くない化粧品」のイメージが先行し、外資に市場を奪われた経緯がある。
だがここ数年、「国潮」(中国の伝統文化と最新のトレンドの融合)を好む若者が増えるなか、化粧品も中国人の肌や好みに合わせた新興ブランドの商品が次々に登場。2023年の国内インターネット通販市場では、民族ブランドのシェアが海外ブランドを上回った。今年上半期(1~6月)では民族ブランドのシェアが56.7%と5割を超えた。
一方、中国の化粧品ブランドはこのところ、海外進出を加速している。なかでも「花西子」は販売地域が世界110カ国・地域に拡大している。
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