【亜州ビジネス編集部】水素燃料電池（FC）搭載の無人飛行機が30時間にわたる昼夜連続長時間飛行を達成した。国内の固定翼機による飛行記録を更新し、航続性能は国際的にも先進的な水準に達している。中国航空工業集団（AVIC）成都飛機工業集団有限責任公司と清華大学が共同開発した50kg級の水素エネルギー無人機には、FCの出力特性に基づき「飛行・推進・制御の一体化」設計技術を採用した。離陸には、無人車による車載自動放出という革新的な方式を選び、「無人車＋無人機」の自動システムを構成する。中国新聞網が8日に伝えた。

　産業変革の戦略的チャンスを捉え、成都飛機は科学技術のイノベーションを通じた航空産業システムの発展を推進する。水素エネルギー航空という新分野に布石を打った。グリーン、かつ低炭素の航空体系構築を支援する。

　このFC無人機は、地上に対する効果的な巡視任務が遂行可能だ。5G通信モジュールや公衆通信網を活用し、遠隔プラットフォームにリアルタイムでデータと画像を自動送信する。遠隔からの動的監視を実現した。


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